バレンタインの11日後 恋人と74回目のデート 同棲の話も

前回のデートから、約2か月後。
年が明けて、更にバレンタイン当日からはかなり遅くなってしまったけど、大好きな彼に7度目のバレンタインチョコを渡した。
彼はいつも平日が休みで、私は基本的に土日祝日が休みで、仕事の休みがなかなか合わないが、私が前に土曜出勤をした代わりの半日休暇を平日にもらうことで、平日の午後から彼に会うことができた。
彼と一緒に、家の近所をうろうろした。

バレンタインチョコは毎年簡単なものしか作れなくて、その年もキットを使ったバレンタインチョコになってしまったけど、彼はロッテリアの中で私があげたバレンタインチョコを一番最初に食べてくれて、美味しいって言ってくれた。

バレンタインデートで同棲の話が・・・!

デートが14時や15時頃からだと、遠くへ出かけるには時間があまりなかったので、ひたすらお店をまわったり、カフェで休憩した。
彼と付き合い始めた頃に一緒に行ったベローチェに久しぶりに入って、いっぱいお話した。
その会話の中で、初めて、彼から同棲の話が出た。
彼も私も実家暮らしなのだけれど、彼のご両親が近いうちに田舎に帰るという話になったらしく(確か、家の契約期間が終了するとかで・・・)独り立ちが近いので、急きょ、彼は数カ月以内に住む家を探さなきゃいけなくなったそうだ。

「Riaも会社が都心の方なら、東京で同棲するって手もあるかなって思ったんだけど・・・」

私は、ドキッとした。
ただ、即決はできなくて、よくわからない返事をしてしまった。
彼との同棲を考えると、楽しみな気持ちと、不安な気持ちが入り混じっていた。

やっぱり、将来的に結婚するなら大好きな彼がいいし、いきなり結婚するよりも同棲する期間を持つ方が、2人の生活に慣れることができて良いかもしれないと思っていた。
何より、同棲すれば、あまり頻繁に会えなかった彼といつも一緒に居られる様になるので、幸せだろう。

でも、その一方で、今の生活が急に変わるのが怖かった。
私の両親は離婚していて、実家では母と2人暮らしだ。
私が家を出ていったら、母が1人になってしまう。
正式に結婚するならともかくとして、同棲で親元を離れて良いのだろうか。
更に、私の会社の支社は都心にあったけど、営業の担当エリアは東京ではなかったので、都心に引っ越したら移動が大変になりそうだった。
何より、2人とも慣れない仕事に追われている状態で、生活ができるのか。
それが一番心配だった。
私はその時に、貯金の話などをした。

でも、デート後の彼からのメールをみると、よくよくご両親に確認したら家を引き払うのは翌年だったらしく、少し時間に余裕ができたので安心した。
付き合い始めた頃には夢物語だった彼との将来が、だんだん現実味を帯びてきた。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする