夜桜 春は甘えたい 恋人と29回目のデート

4月中旬。
恋人と、初めて私の大学近辺を一緒に歩いた。
私はその日は研究室を早めに抜けて、夕方から恋人に会った。
彼と、夜のお花見をするために。

でも、「夜桜を見よう」なんて、口実だった。
確かに一緒に夜桜を見たかったけど、本当はすぐにでも会いたかっただけ。
本来は花粉症でお花見ができない恋人に、私のわがままを叶えてもらった。

夜のお花見
私の大学周辺を一緒に歩く

少し前に先輩に教えてもらった、夜桜がとても綺麗な小さい公園に彼と一緒に行きたかった。
しかし、その日は雨が降ってしまい、寒くて、しかも公園は一回しか行ったことがないので場所がわからなくなり、結局、夜のお花見は断念して駅前のお店をまわることにした。

私は研究の疲れと、時間がないことでワタワタしてしまった。
恋人は、寒さに震えていた。
でも、恋人は受験の日以来、私の大学の最寄駅に来ていなかったみたいで、少し昔と変わった駅前の建物を喜んで見てくれた。
次にまた一緒に来る機会があったら、今度はちゃんとオススメスポットを案内できる様になりたいと思った。
見慣れた風景が、恋人と一緒に歩いたことで、特別な思い出深い風景になった。
駅前で二人で銀だこのたこ焼きを食べたり、手を繋いで相合い傘をして、幸せいっぱいな時間を過ごした。

私が通っていた大学は、恋人の志望校でもあった場所だ。
もし、彼が受かっていて、同じ大学に一緒に通っていたら、この日に見た様な美しい風景が沢山増えていたのかな…って思った。
その夢は叶わなくても、お互いの大学に遊びに行けば、同じ大学に通っている気分になれる。
大好きな恋人が通っている大学も、私にとっては、きっと隣の芝生以上に青く見える。
恋人は、大学の中へは「馬鹿が入っちゃいけない気がする(言葉ははっきり覚えていないが、こんな感じのことを言っていた)」って言って入りたがらなかった。
彼はたまたま合格しなかっただけで、決して馬鹿ではないし、他校の学生でも見た目ではわからないのに…
何より、私は恋人のことを頭が良い人だと思っていた。

この日は一緒に居られた時間が短かったので、また会いたい気持ちが更に更に強くなった。
彼を駅で見送った後、私はまた研究室に戻って、夜遅くまで仕事した。

春は、環境が新しくなるからか、いつも不安になる。
だから、恋人に会えないと、いつも以上に寂しくなり、ちょっとやそっとの愛じゃ落ち着かなくなる。
こんな時期だからこそ、1年前に恋人にわがまま言って夜に会ってもらった時の様に、ギュッってしてほしくて、恋人の温もりの中にずっと浸って居たかった。
でも、この日の悪天候では、さすがにそれは難しかった。
恋人と一緒に幸せに生きていこうとする姿勢を、いつまでも忘れないでいようと思った。
そして、今は腹八分目でも、次はベストコンディションで会える様に、毎日を頑張って、研究に少しでも余裕が持てる様にしようと決意した。

次に恋人に会える時は、きっとすごく嬉しいに違いないと思った。
彼に甘えたくてたまらなかった。

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