すごく楽しかった新入社員研修 新入社員同士の恋愛も

長かった学生時代が終わり、ついに私も社会人になった。
彼氏とは数か月間、遠距離恋愛になってしまったけど、私の新入社員研修期間は「人生の第二の黄金時代」とも呼べるほど、すごく楽しい時期だった。
前の年に彼が新入社員になった時の様子を見ていると、社会人は身体を壊したり、精神を病んだりとネガティブな経験の方が多いイメージがあったけれども、私の場合は恵まれていた。

私の職種は入社1年目に資格をとる必要があったので、研修期間は実務の研修はなく、学校の様に授業を受けて、模擬テストを受ける毎日だった。
ペーパーテストの勉強は、私にとって苦ではない。
模擬テストで良い成績をとると、部長にも気に入ってもらえる。
更に、大学で研究室にいた頃は朝から晩まで研究尽くしで自由な時間がとれなかった私にとって、研修後にアフターファイブがあることは天国の様に幸せだった。
仕事が終わり次第、急いで一人で昼料金のカラオケに入ったり、会社の同期と食事や飲み、カラオケを楽しんだ。

仕事の現場に入ってからは人間関係に変化があったが、新人研修の時は同期と友達の様に仲良くなった。
本社が関西にあり、同期の大半が関西人であるからか、私が研修中に小さい悪ふざけをしても、同期も先輩も面白がってくれた。
関西の人は「東京の人は冷たい」と言うけれど、関西人は喜怒哀楽をストレートに出す人が多かったので、それと比べて感情表現が控えめな東京の人が「冷たい」と言われてしまうのも、少しわかる気がしてきた。
私は本音のぶつかり合いは苦手だが、子供みたいな悪ふざけは好きなので、みんなが自然と笑ってくれた。
すごく楽しい日々を過ごしていて、一方で、このままでいいのかな・・・?という将来に対する不安も時々感じた。

営業職の新人だからか、みんな、人に対する興味が強かった。
新入社員の女子寮でみんなの話を聞いていると、学生時代からの彼氏がいる人が多いが、同期の男の子のことをよく噂していた。
中には、お互いに恋人がいるにもかかわらず、親密な空気が漂う男女も現れた。
同期の中で一番のイケメンと、一番の美人だった。
花火大会の日に2人で歩いているところは目撃したけど、その後、正式なお付き合いになったのかどうかはよくわからない。
しかも、研修後の配属先はそれぞれバラバラになってしまったので、どうなったのかは気になるけど聞きにくいし、誰かが聞いてもはぐらかされていた。
仕事で利害関係が生じる様になると、同僚と本当の恋人や友達になるのは難しい様な気がした。





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