本当に彼でいいの…?東日本大震災後 彼との将来を慎重に考える

本当に彼でいいのか。
恋は盲目である。

恋した相手だと、惚れた弱みでいろんなことを許せてしまうし、都合の悪いことや信じたくないことには目を背けるものだ。
しかし、将来を共に生きる相手は、「恋」より先に進んだ「愛」や「信頼」が必要となる。
この先、何十年も、お互いを思いやりながら生活できるかが問われる。
付き合っている恋人なら一見、それが当たり前の様に感じるかもしれないが、
本当にそうか? 自分も、相手も。
疑問に思ったことが一つでもあれば、目を背けずに慎重に考えてみる必要がある。

私は彼のことは大好きだったけど、将来の相手が本当に彼でいいのか疑問に思う出来事があった。
私の場合、あの時の恋人は、確かに私との将来をある程度は考えてくれていたと思う。
でも、東日本大震災の直後に会った時、別に傷付いた訳ではないが、彼の何気ない一言が忘れられなかった。

災害時に自分だけ逃げる

私が彼に、こんな話をした時だった。
「震災から一週間くらい経ってやっと学校に行ける様になって、研究室の技術員のおじさんと久しぶりに話したよ。その時にね、おじさんが、『まぁ、自然災害で死ぬなら、みんな一緒だからまだ幸せだよ。他の原因で一人で死ぬのは心細いけど。』って、言ってたの。うーん…みんな一緒でも死ぬのは嫌だけど、もし、みんなが死んじゃうなら自分だけ生き残っても嫌だからね…」

彼がその直後に何て言っていたかは、よく覚えていない。
しかし、ある程度、会話が進んだ後に、彼は話を巻き戻してこんな事を言った。
「でも俺…もし自分一人でも生き残れる方法があるなら、そっち選ぶと思う。」

どこまで本気で言ったのかは、わからない。
あと、本当にそういう状況になるまで、人の本性はわからないものだ。
でも、私は、例えば自分の母親の命が誰かに脅かされたら、自分を犠牲にしてでも、相手を殺してでも母親を守るつもりでいる。
もし、結婚して夫や子供ができたら、その人達も親と同じ様に守るべきものになる。
ところが、命を懸けて守ろうとした夫が、自分や子供を見捨てて逃げてしまったら…
それは非常に悲しい。
そうならないために、彼に守りたいと思われるくらい愛される私になろう、とその時は思った。

同時に、本当に彼でいいのかな..…?という疑問も少し出てきた。

災害時に自分だけ逃げるのは皆が生き残るための対策としては正しいらしい

ここまでは、実際には災害に巻き込まれていない状態で「もし災害が起きたらどうするか」を彼が想像して言った何気ない一言の話だった。
家族や友人や恋人の立場からすると、確かに「他人よりも自分の命が優先」という意思を持って自分一人だけ逃げる人は酷いし、そんな人を選びたくはない。
でも、もし災害が起きた時に家族や友人や恋人等の大切な人がどこにいるかわからなかったり連絡がとれない場合は、まずは自分だけ逃げることが防災避難対策としては正しいらしい。
家族や友人や恋人のことは心配だけど、逃げずに自分が死んでしまったら相手が悲しむから。
一人一人が冷静に判断して安全な場所に逃げることで、皆が助かる可能性が高まるんだ。

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