恋人の大学構内に入っている時は、彼の知り合いが近くにいるかもしれないので、久しぶりに手を繋がずに歩いていた。
それで、気が付いたことだが、恋人の手がちょっと離れただけでも心が落ち着かなくなるくらい、彼と手を繋ぐことが「日常」になっていたのだ。
大好きな彼と、いつも繋がっていたい…と思った。
新宿でクリスマスイルミネーションデート
その後、大学を出て二人で暫く歩いているうちに、日が落ちてきた。
新宿に着いた頃には、クリスマスイルミネーションが点灯していた。
新宿のイルミネーションは青色ライトが多く、冬っぽくて幻想的だった。
ペンギンが乗っているケーキみたいなイルミネーションもあった。
この年は、恋人と初めて近場以外のクリスマスイルミネーションを一緒に見ることができた記念すべき年となった。
イルミネーションを見た後は、少しの時間だけネットカフェに入り、ギュッってしてもらった。
この日は長時間、恋人と一緒に居ることができたけど、それでもまだまだ足りないと感じるくらい、彼が愛しかった。
でも、クリスマスにまた会う約束をしているので、いつもよりも安心してバイバイできた。
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